2021.10.10

事業承継

事業承継-ステップ2~情報を見える化しよう~

次に、財務諸表などを用いて現状把握・分析を行い、
人・モノ・お金がどういう状態なのか企業の現在の情報を整理・数値化・見える化していきます。

経営者から後継者に引き継がれるものは、大きく以下の3つに分類できます。

事業承継する3つの分野

参考:一般社団法人事業承継協会 事業承継の定義

特に、③の知的資産は目に見えない資産であるため、承継するのが難しい特徴があり、後継者に引き継いだものの、形骸化してしまい、かたちばかりのものになることが多く見られます。事業承継後に企業文化を刷新するにしても、創業者の想い、意義や内容、過去の経緯なども含め、じっくりと時間をかけながら後継者に理解してもらうことが大切です。

上記の3分野が整理出来たら、以下も整理・数値化・見える化していきます。

●経営者個人の資産
 (経営者個人の資産=現金、不動産、株式、保険金など)

●株主構成と家系図
 株主は何人?(一族以外は?)
 家系図は年齢、所有資産、持ち株比率を記載し、関係性や近況も確認

●万一のことがあった場合の納税予想額
 相続税
 納税資金の有無 など
 

事業承継は会社と個人の資産を切り離して考えて整理すること。これが重要なポイントです。

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